フラワーアレンジメントの日持ちは何日?長持ちさせる置き場所と管理術

フラワーアレンジメントを長持ちさせるコツについて解説した記事のアイキャッチ画像

せっかくいただいたフラワーアレンジメントも「気づけば花びらが落ちてしまって残念な気持ちになった」という経験はありませんか。
実は、受け取った直後の対応と置き場所を少し工夫するだけで、お花の寿命は劇的に変わります。

本記事では、季節や花材ごとの平均寿命の目安を紹介するとともに、プロが実践する長持ちテクニックや、枯れ始めたお花を最後まで楽しむリメイク方法まで丁寧に解説します。

フラワーアレンジメントの
日持ち期間は?季節と花材による目安

お花の日持ちをイメージしたお花とカレンダーの画像

フラワーアレンジメントは季節や花材によって日持ちが大きく変わり、冬や春は10日~2週間ほど、夏や秋は3日~5日ほどが目安です。

花材の性質も影響し、茎がしっかりして水を吸いやすいお花は長持ちしやすく、柔らかく傷みやすいお花は早めに枯れてしまいます。
そのため、受け取ったお花を最後まで美しく楽しむには、季節や花材に合わせた管理を行うことが大切です。

気温が低い冬・春は「10日〜2週間」が目安

冬や春は気温が低くお花が傷みにくいため、寿命は10日から2週間ほどです。
室内が暖房で乾燥している場合は水をこまめに足すと、より長くお花の美しさを保てます。

気温が高い夏・秋は
「3日〜5日」と短くなる

夏や秋は暑さで花の水分が失われやすく、寿命は3日から5日程度と短くなります。

一般的に気温が25度を超えると、お花の持ちが悪くなります。直射日光や風通しの悪い場所に置くとさらに短くなるため、涼しく風通しの良い場所に飾ることが長持ちのポイントです。

長持ちしやすい花材と
傷みやすい花材の違い

花材の種類によって、長持ちしやすいお花とそうでないお花があります。

茎がしっかりしているキクやカーネーションなどは、長持ちしやすい種類のお花と言えます。
逆に、茎が柔らかいチューリップやバラ、ユリなどは傷みやすいため、早めのケアが必要です。

受け取ったらすぐにやるべき
3つの初期対応

たくさんのフラワーアレンジメント商品の画像

フラワーアレンジメントは届いた直後の処置が、その後のお花の寿命を大きく左右します。

到着時に適切な対応をするかどうかで、お花を長く楽しめるかが決まると言っても過言ではありません。ここでは、初心者でもすぐに実践できる3つのポイントをご紹介します。

ラッピングのセロハンは
すぐに外して通気性を確保する

受け取ったお花は、ラッピングやセロハンを付けたままにせずすぐ外しましょう。

包装があると空気の通りが悪くなり、花が蒸れて傷みやすくなります。通気性を確保することで、花の呼吸がスムーズになり、日持ちがぐっと良くなります。

土台の吸水スポンジにたっぷりと水を足す

アレンジメントの土台に使われている吸水スポンジ(オアシス)は、配送や陳列の間に乾いてしまっていることがあるため、届いたらすぐにたっぷりと水を与えましょう。

水が十分に浸透していないとお花が水を吸えず、すぐにしおれてしまうため、初期の水やりがその後の寿命を左右する大切なポイントです。

配送用の箱から出し、
受け皿に溜まった古い水は捨てる

配送用の箱に入れたままだと通気性が悪く、お花が蒸れて傷みやすくなります。

また、受け皿に残った古い水は雑菌が増え、花を痛める原因になります。箱から出して新しい水を足すことで、花の鮮やかさを長く保てます。

フラワーアレンジメントを長持ちさせる
最適な置き場所

玄関に飾られたフラワーアレンジメントの画像

フラワーアレンジメントの寿命は飾る場所で大きく左右されます。
温度や湿度に配慮し、少し置き場所に気を配るだけでも、アレンジメントの美しさを長く楽しめます。

直射日光が当たらない涼しい場所に飾る

日の光が強すぎると葉焼けや、花全体がぐったりする原因となります。
また、花瓶の水温が上がるとバクテリアが増えやすくなり、水が傷んでお花が早く枯れてしまいます。

間接光が当たり、一日の温度差が少ない涼しい場所に飾るとよいでしょう。
一般的に、切り花は15℃〜20℃前後の涼しい環境が適しています。
特に夏場は室温が上がりやすいため、25℃以下を目安に、できるだけ温度が安定した場所に飾ることが大切です。

エアコンの風が直接当たる場所は避ける

直接エアコンの風が当たると、お花の水分が奪われ、乾燥やしおれの原因になります。
涼しくても風が強く当たる場所は避け、間接的に空気が流れる穏やかな場所に置きましょう。

エチレンガスの影響を受ける
果物の近くには置かない

果物から出るエチレンガスは、お花が傷むのを早めてしまいます。
お花を長持ちさせたい場合は、果物やタバコの煙のそばには置かず、できるだけ離れた場所に飾りましょう。

寿命を延ばすための
毎日のお手入れと水やりのコツ

フラワーアレンジメントが長持ちするよう霧吹きで水やりをする女性の画像

フラワーアレンジメントの美しさを長く保つには、お手入れや水やりのポイントをおさえて、毎日のケアを欠かさず行うのが大切です。

吸水スポンジが乾かないように
毎日水を足す

土台の吸水スポンジ(オアシス)が乾いてしまうと、お花が水を十分に吸えず、しおれやすくなります。

吸水スポンジは特性上、一度乾いてしまうと水をうまく吸えなくなります。
吸水スポンジを乾かさないようこまめに確認し、毎日少しずつ水を足して常に湿った状態を保つことが、お花を長持ちさせるポイントです。

枯れた花や変色した葉はこまめに摘み取る

枯れたお花や黄ばんだ葉は、残しておくとバクテリアが増えたり、周りのお花に悪影響を与えることがあります。見つけたらこまめに摘み取り、清潔な状態を保ちましょう。

花びらではなく「葉」の裏に霧吹きをする

霧吹きは花びらではなく「葉の裏」に行いましょう。花びらに直接かけると傷みやすく、表面にグレーのシミができる「灰色カビ」が発生しやすくなるため、胡蝶蘭などのラン類では特に注意が必要です。

葉の裏に軽く水を与えることで乾燥を防ぎ、お花全体の水分バランスを整えられます。

漂白剤や延命剤を活用して水の腐敗を防ぐ

水に少量の漂白剤や専用の延命剤を加えると、雑菌の繁殖を抑えられます。
水を清潔に保つことで、お花の鮮やかさを長く維持できるでしょう。

また、専用の延命剤がない場合は、台所用の塩素系漂白剤や中性洗剤を1滴加えるだけでも、水が汚れるのを遅らせることができます。

フラワーアレンジメントの日持ちが悪くなる?
初心者がやりがちな3つのNG行動

フラワーアレンジメントの日持ちを悪くする行動に注意を促す女性の画像

アレンジメントを長く楽しむには、お花の取り扱いでのちょっとした工夫がポイントです。初めての方でも失敗しないよう、とくに注意したい3つの行動を解説します。

NG①:花びらに直接霧吹きをかける

花びらに直接水をかけると、傷みやすくなり、しおれや変色の原因になります。水を与えるときは、葉の裏やスポンジに優しくかけるようにしましょう。

NG②:ラッピングをつけたまま飾る

綺麗にラッピングされた状態のまま飾りたい気持ちはありますが、ラッピングをつけたままにしておくと、空気の通りが悪くなり、お花の寿命が短くなります。

まずは、ラッピングされた状態で写真を撮ってから、ラッピングを外して風通しの良い場所に置くことが大切です。

NG③:スポンジが乾ききってから水を足す

吸水スポンジ(オアシス)は、一度完全に乾いてしまうと、上から水をかけても吸水しなくなる性質があります。

表面が少し乾いてきた段階では遅く、見た目では乾いていることがわからないこともあるため、毎日確認して常に湿った状態を保ちましょう。

お花の一部が枯れてきたら?
最後まできれいに楽しむリメイク術

枯れかけてしまったお花の画像

お花の一部が枯れてきても、工夫次第で最後まで楽しめます。元気なお花を生かしたり、しおれたお花を復活させたり、形を変えて楽しんだりといった、フラワーアレンジメントの「第2の楽しみ方」をご紹介します。

元気な花だけを抜き取り
「小さな花瓶」に生け直す

枯れてしまったお花を取り除き、元気なお花だけを小さな花瓶に生け直すと、空間に彩りを保ちながら長く楽しめます。花瓶が小さいことで水も新鮮に保ちやすくなります。

水揚げや湯揚げを行って
しおれた花を復活させる

しおれたお花は、水揚げ(茎を切り、水に浸す方法)や湯揚げ(茎を温かいお湯につける方法)で元気を取り戻せることがあります。

多くのお花は水揚げで対応できますが、ダリアやヒマワリなどは湯揚げのほうが適しています。お花の種類に応じて、もっとも効果的な方法を選びましょう。

ドライフラワーにして
アンティークな風合いを楽しむ

枯れたお花はドライフラワーにして、アンティークな雰囲気を楽しむこともできます。

吊るして乾燥させたり、乾燥剤を使ったりして、日常のインテリアとしても楽しめるドライフラワーに仕上げられます。

枯れてしまう前に…
「プリザーブドフラワー加工」で長く残す

まだ美しく咲いている状態のお花であれば、プリザーブドフラワーに加工して長期保存する方法もあります。

プリザーブドフラワーは、専用の保存液で花の水分を置き換えることで、生花のような質感を保ちながら数か月〜数年の間、お花の美しさを楽しめる加工方法です。

加工には専門的な薬剤と技術が必要なため、専門店に依頼して加工してもらうと綺麗に仕上がります。

思い出の花束や記念日のアレンジメントなど、「できるだけ長く形に残したい」という場合は、枯れる前の早い段階で相談するのがおすすめです。

フラワーアレンジメントに関する
よくある質問

フラワーアレンジメントに関する質問をイメージしたクエスチョンマークの画像

フラワーアレンジメントを楽しむ中で、よく寄せられる疑問をまとめました。

花束とフラワーアレンジメントは
どちらが長持ちしますか?

一般的には花束のほうが長持ちしやすい傾向があります。

花束は茎を直接水に浸せるため、水分を吸いやすく比較的長持ちしやすいのが特徴です。一方、フラワーアレンジメントは吸水スポンジを使うため、置き場所や水やりの管理によって寿命が左右されます。

使い終わった吸水スポンジ(オアシス)
の捨て方は?

使用後の吸水スポンジ(オアシス)は、水をしっかり絞って乾かしたうえで、可燃ごみや不燃ごみなど自治体のルールに従い処分しましょう。

まとめ

長く楽しめるフラワーアレンジメントの画像

フラワーアレンジメントは、受け取った直後の対応や置き場所、毎日のお手入れでお花の寿命が大きく変わります。
ラッピングや吸水スポンジの管理、枯れたお花のリメイクなどの、ちょっとした工夫がフラワーアレンジメントを長く楽しむポイントです。

いただいたお花がすぐにしおれてしまうのは、誰でも少し残念に感じるものです。
お花の様子をやさしく見守り、変化に合わせてケアすることが、アレンジメントの美しさをより長く保つことにつながります。

なお、大切なお花をより長く残したい場合は、生花をプリザーブドフラワーへ加工して保存する方法もあります。
フラワーマリアージュでは、生花のプリザーブド加工を学べるレッスンを、オンラインまたは教室から選んで受講できます。
興味のある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

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