お花の資格に興味はあるけれど「どれを選べばいいのか分からない」「独学でも取れるか不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際にお花の資格には、国家資格から趣味向けの資格までさまざまな種類があり「仕事につなげたい」「スキルの証明として形にしておきたい」など、目的によって選ぶべき資格も異なります。
この記事では、それぞれの資格の特徴や選び方、学習方法を分かりやすく解説します。
花の仕事に資格は必要?取得するメリットとは

お花の仕事は資格が必須ではありませんが、資格を取得することで自分の技術が客観的に示せたり、活動の幅が広がったりと、多くのメリットがあります。
ここでは、お花の資格を取得する具体的なメリットを4つご紹介します。
メリット1:知識と技術の「証明」になる
お花の資格は、作品づくりに必要な技術や知識を一定の基準で習得したことを示せるものです。自己流と比べ、第三者から「どの程度のスキルがあるのか」を判断してもらいやすくなり、活動の信頼度が高まります。
メリット2:体系的な知識とスキルが身につく
お花の資格を取得する過程で、お花の扱い方やアレンジの構成などを順序立てて学べる点も大きなメリットです。
資格学習で体系的な知識とスキルが身につき、感覚に頼らず安定した作品を制作できるようになります。
メリット3:就職・転職や教室開講時に信頼を得やすい
お花の資格を持っていると、履歴書や名刺、プロフィールで専門性を示すことができ、お仕事を始める際の信用を得やすい点もメリットの一つです。
フラワーショップやブライダル業界への就職や転職、教室開校などの場面では、資格があることで採用担当者や、受講される方に安心感を与えられ、信頼を得やすくなります。
メリット4:資格取得が学習のモチベーションになる
資格取得は、学習のやる気を高める大きなきっかけになります。
試験や課題により、習得すべき技術や不足している知識が明確になり、日々の練習や制作の目標がはっきりします。
資格取得といった具体的な目標に向かって取り組むことで、学習を続けやすくなる点は大きなメリットと言えるでしょう。
花に関する資格の種類|国家資格と民間資格の違い

お花の資格は、国家資格と民間資格に分けられます。
国家資格は法律に基づく資格で、取得者の技術水準が客観的に保証される資格です。一方、民間資格は協会や団体が独自に認定するもので、専門分野や実務に特化した内容が多く、趣味から仕事まで幅広く活用できます。
唯一の国家資格:「フラワー装飾技能士」
お花に関する唯一の国家資格である「フラワー装飾技能士」は、専門的な知識と技能を証明できる資格です。
厚生労働省が実施する技能検定の一つで、1級から3級までの段階に分かれています。
フラワー装飾技能士の取得により、生花を使ったアレンジメントやブライダルブーケの制作、パーティー会場の装飾など、幅広いフラワー装飾技能を証明できます。
認知度が高い主要な民間資格(NFD、FDAなど)
民間資格には、日本フラワーデザイナー協会(NFD)が実施する「フラワーデザイナー資格検定試験」やフラワーデコレーター協会(FDA)が実施する「フラワーデコレーター」「フラワーカラーコーディネーター(FCC)ライセンス」などがあります。
これらはアレンジメントの技術やデザイン力を体系的に学べる講座とセットになっていることが多く、趣味としても仕事としても活用しやすいのが特徴です。
特定分野に特化した民間資格(プリザーブドフラワー、いけばな等)
民間資格の中には、生花だけでなく、プリザーブドフラワーやいけばななど、特定の分野に特化したものもあります。
これらは専門性の高い知識や技術を身に付けられるため、特定のジャンルで教室を開きたい場合や、より深いスキルを求める方に適した資格です。
たとえば、プリザーブドフラワーの資格では、長期間美しい状態を保つアレンジメントを作る技術を学べるため、ギフト用の花束やインテリア向け作品の制作に活かせます。
また、いけばなの資格では、日本の伝統的な花の表現方法や季節感の取り入れ方を学べるため、個展や文化教室での指導にも役立ちます。
【目的別】あなたに合う花の資格は?おすすめ選び方

お花の資格は、取得する目的にあわせて選ぶのが大切です。
資格を選ぶために、まずは目的を明確にしておきましょう。
趣味としてフラワーアレンジメントを楽しみたい
趣味としてフラワーアレンジメントを楽しみたい方は、気軽に挑戦できる検定や、取り組みやすい民間資格の取得からチャレンジするのがおすすめです。
基礎的なアレンジメントを楽しみながら学べるため「学んだ証として資格も持っておきたい」方に向いています。
自宅で教室を開いたり、副業にしたい
自宅でフラワーアレンジメント教室を開いたり、副業としてお花の仕事を始めたい場合、資格の有無だけでなく、実践的なスキルや教室運営、集客まで学べる環境が重要になります。
フラワーマリアージュの講座では、アレンジ技術の習得に加えて、教室の開き方や集客の仕組みなど、未経験の方でもお仕事として続けていくためのサポートが用意されています。
「資格を取ること」自体をゴールにするのではなく、学んだ内容をどのように仕事につなげるかまで見据えたい方には、実践重視の講座がおすすめです。
花屋やブライダル業界でプロとして働きたい
花屋やブライダル業界などでプロとして活躍したい方には、国家資格のフラワー装飾技能士や、実務で役立つ次のような民間資格が認知されています。
- NFD(日本フラワーデザイナー協会)や、FDA(フラワーデコレーター協会)の1級・2級資格
- プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーの認定資格
就職活動の際には、こうした資格の有無が評価基準のひとつとなる場合があります。
まずは基礎から学びたい初心者
「何から始めればいいのか分からない」という初心者の方は、いきなり通信講座を選ぶよりも、まずは基礎を実際に教わる機会を持つのが大切です。
独学や通信学習では、細かな技術や疑問点を解消できず、途中で行き詰まってしまうケースも少なくありません。
そのため、最初は質問や相談ができるスクールの体験レッスンなどに参加し、プロの指導を受けながら自分に合った資格や学び方を見極めていく方法がおすすめです。
主要な資格の種類一覧

お花に関わる資格は、初心者向けから上級者向けまでさまざまです。
ここでは、主な資格について、取得にかかる費用や難易度、受験条件などをわかりやすくお伝えします。
フラワー装飾技能士(国家資格)
フラワー装飾技能士は、3級から1級までの段階がある中級~上級者向けの国家資格です。試験は年に1回実施され、学科と実技の両方を受験する必要があります。1級の合格率は約30%と難易度が高く、しっかりとした実務経験と知識が求められます。
3級の合格率は約80%ですが、2~3か月の試験対策時間の確保が望ましいでしょう。
プロのフローリストとして技術や信頼性を証明したい方に向いています。
フラワーデザイナー資格検定
フラワーデザイナー資格検定は初心者~中級者向けの資格で、デザイン力や技術を体系的に学べます。3級~1級まで段階があり、学科と実技の試験があります。
3級は単位不要ですが、2級・1級は講師または公認校で所定単位の認定が必要です。趣味でスキルを学びたい方や、将来的に教室運営を行う人が取得するケースのある資格です。
フラワーデコレーターライセンス
フラワーデコレーターライセンスは初~中級者向けで、課題を履修した人が受験できます。段階ごとに実技試験があり、フラワーアレンジの基本から応用まで体系的に学ぶことができます。
2級取得で認定教室、1級取得で認定校の開設ができるため、スキルアップだけでなく教室運営を検討する方にも関係します。
フラワーマリアージュ ディプロマ資格
フラワーマリアージュのディプロマ資格は、基礎から実践的な技術まで体系的に学び、数多くのアレンジ制作を通してスキルを身につけられるコースです。
レッスン費や花材費、動画教材、ディプロマ発行料まで含まれており、入会金や年会費、資格取得後の更新費用はかかりません。
ご自身のペースでの受講可能で、修了後は卸値での花材仕入れや教室開講、販売活動などにも活かせます。
資格取得後も、集客や運営に関するフォローアップ体制が整っている点が特徴です。
JPFAディプロマ資格
JPFAのディプロマ資格は、認定校や教室で所定カリキュラムを修了することが受験条件です。
ディプロマ試験合格後は、段階を経て「登録教室」や「認定教室」の開校ができます。
AUBEディプロマ資格
AUBEのディプロマ資格は、指定のカリキュラム修了者が受験できます。ディプロマ取得後は、プロフェッショナル会員としての登録により、AUBE認定教室を開校でき、生徒に資格コースの指導も可能です。
フローリスト検定
フローリスト検定は、5級~3級までは在宅試験、2級~1級は会場試験で実施されます。
5級から1級までの段階に応じて、技能や知識を段階的に確認できる仕組みになっています。
いけばなに関する各種資格
いけばなに関する資格は、各流派の免状の他に民間資格でもいくつかの種類があります。免状の場合、多くは教室での受講が必要となり、礼儀作法も含めた指導が行われます。日本の伝統文化としてのいけばなや、礼儀作法を含めた学習が可能です。
資格取得のための学習方法|独学・通信・教室どれがいい?

資格を取るための学習方法は大きく分けて「独学」「通信講座」「フラワースクール・教室」の3つがあります。それぞれに特徴があるため、目的やライフスタイルに合わせて選びましょう。
独学(メリット・デメリットと向いている人)
テキストや動画、書籍を使って自分のペースで学べる方法です。学習スケジュールを自由に調整できるため忙しい方でも取り組みやすく、費用を抑えて始められる点がメリットです。
一方、デメリットは、モチベーションを維持するのが難しい、実技の習得に不安が残るといったことが挙げられます。
独学は、自分で計画を立てて学ぶのが得意な方や、まずは費用を抑えて始めたい方に向いています。
通信講座(ユーキャンなど)(メリット・デメリット)
通信講座は、自宅でテキストや動画、オンライン教材を使って学べる学習方法です。自分のペースで進められ、添削や動画解説で理解を深めやすいのが特徴です。費用や時間を抑えて学びたい方に向いています。
講座によっては必要な道具一式が郵送され、在宅でも専用の道具を使って実技を身に付けられます。
FDAフラワーデコレーターライセンス2級対応講座や、EFD(ヨーロピアンフラワーデザイン連盟)認定講師資格取得講座などがあります。
フラワースクール・教室(メリット・デメリット)
フラワースクールや教室では、講師から直接指導を受けられるため、実技の習得や手先の感覚をしっかり身に付けられるのがメリットです。費用や通学時間はかかりますが、最近はオンラインのお花教室も人気で、自宅にいながら実技を学べる選択肢もあります。
花の資格に関するよくある質問(Q&A)

お花に関する資格を検討していると「初心者でも取得できるのか」「どんな仕事に役立つのか」といった疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、よくある質問にQ&A形式でお答えします。
Q.花が好きならどんな職業(仕事)がありますか?
お花に関わる仕事には、次のようなものがあります。
- フラワーデザイナー
- 生花店スタッフ
- ブライダルやイベント装花スタッフ
- プリザーブドフラワー制作
- アーティフィシャルフラワー制作
- フラワー教室講師
資格の取得により、就職や開業のチャンスを広げやすくなります。
Q.まったくの初心者でも資格取得は可能ですか?
初心者の方でも取得可能です。
フラワー関連の資格は、基本的な花の扱い方やアレンジメントの技術から学べるカリキュラムが整っているため、経験がなくても段階を追ってスキルを身に付けられます。
また、教室や講座での実習や通信講座を活用すれば、自宅でも少しずつ練習できるため、無理なく資格取得を目指せます。
Q.資格を取ると収入アップにつながりますか?
資格取得により、仕事の幅が広がり、収入アップにつながる可能性があります。
資格により信頼度が高まり、転職や教室運営の際にも評価されやすくなるでしょう。
ただし、資格だけで自動的に収入が増えるわけではないため、経験や技術と組み合わせることが大切です。
まとめ

お花の資格は種類が多く、目的やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
ただし、資格はあくまでスタート地点に過ぎず、実際に仕事や副業として活動していくためには、花材の目利き、安定した技術の再現性、人に伝えるための教える力、そして継続的に相談できるサポート体制が欠かせません。
フラワーマリアージュの講座は、資格取得をゴールとせず、実践的な作品制作から教室運営、集客までを一貫して学べる点が大きな特徴です。
資格取得後もフォローアップ体制が整っているため、学んだスキルを実際の仕事につなげたい方にとって、現実的な選択肢といえるでしょう。
「将来的にお花を仕事にしたい」「副業として長く続けたい」と考えている方は、まずはオンライン教室や体験レッスンを通して、ご自身に合った学び方かどうかを確かめてみてはいかがでしょうか。^_^


